関係会社が除雪車を製造

カワサキの除雪車 ?

カワサキといえば、すぐにバイクと浮かびますよね。
どうしてもカタカナ表記だと、バイクとつながってしまうのは、それだけ強いイメージが浸透しているからです。
カワサキの母体といえば、川崎重工業。川崎重工業は、造船行から始まった会社で、モノづくりに特化している会社なんです。

これまで、船舶はもちろんのこと、潜水艦を始め戦闘機や鉄道新幹線、二輪車やジェットバイク、オフロード四輪車やスノーモービルなど、とにかく乗り物に非常に強いんです。
最近は、エネルギー関連や宇宙産業、ロボット関連まで手を広げ、とにかくモノを作りたくて仕方がないという会社なんです。
そんなカワサキですが、除雪車も製造しているという噂を耳にしました。

株式会社Nichijo

噂の元は、「株式会社Nichijo」という会社です。
前項でもふれましたが、この会社が除雪車を作っているんですね。
では、カワサキどう関連性があるのか、それをご説明しましょう。
まずは会社の概要から、設立は昭和37年で、資本金が1億2千万円ですので、かなり大きな会社です。

会社名は、株式会社NICHIJOで、2018年4月に「日本除雪機製作所」から社名変更しています。
この株式会社NICHIJOの大株主が、実は川崎重工業株式会社だったんです。
つまり、株主として経営参加しているということなのでしょうか。
次の項で、詳しく調べてみましょう。

株式会社NICHIJOとカワサキとの関係

前項でふれたように、川崎重工業は日本除雪機製作所の株主です。
それも、ただの株主ではなく、大株主だったんです。
よくよく調べてみると、昭和45年、西暦で言うと1970年になりますが。
この年の7月に、川崎重工業と日産ディーゼル販売(現UDトラックス)、そしていすゞ自動車を含めた大手3社が、株式会社NICHIJOの経営に参加しているんです。

続く1973年には、川崎重工業の甲種関連会社に指定されています。
ようやくこれで、株式会社NICHIJOが、川崎重工業の関連会社であることがわかりましたね。
同時にこのころから、NICHIJOの資本金もどんどんと増えていきました。

株式会社NICHIJOの主な事業

では、NICHIJOの仕事ぶりを見ていきましょう。
NICHIJOの主な事業は、除雪車を中心とする製造販売です。具体的には、次のような車両と機器を、開発および製造販売しています。

・ロータリ除雪車 大型 (空港及び高速道路など)/中型(狭隘道歩道用)/小型(市街地凡用)
・凍結防止剤散布車
・高速道路/湿式/乾式/除雪トラック用/空港用
・凍結防止剤散布装置
・溶液供給装置
・軌道モーターカー全8タイプ
・除雪排雪モータカー全8タイプ/バラスト掘削/スラブ洗浄車/モノレール工作車
・車重量物運搬車2タイプ
・ゲレンデ整備車

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