2021年10月をめどに二輪車部門を分社化

カワサキが二輪車部門を分社化を決定

2020年10月に、川崎重工業が二輪車部門を分社化、というニュースが飛び込んで、カワサキバイクユーザーを始め、関係者の方はずいぶん驚かれた事と思います。
なぜこの時期にと考えると、やはり新型コロナウイルスの影響ではないかと思ってしまいますが、確かに少なからず影響はあります。

しかし、長年のバイク業界の不振で、国内のバイク売上台数は、小型バイクを除き軒並みダウンしています。
カワサキバイクといえば、大型バイクが強みなのですが、コロナの影響で海外需要も低迷したのが大きな原因です。
現在、生産を一時停止している工場もあることから、早急な対策が求められています。

川崎重工業モーターサイクル&エンジンカンパニー

カワサキの二輪車部門といえば、詳しい方なら「川崎重工業モーターサイクル&エンジンカンパニー」の社名が、真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。
そこで、この会社の概要を、簡単に説明しておきましょう。

モーターサイクル&エンジンカンパニーは、いわゆる川崎重工業の社内カンパニーです。
オートバイ事業のほか、全地形対応車や多用途オフロード車、水上バイクや凡庸エンジンなどを製造しています。
今回のニュースは、この部門を川崎重工業本体から分離し、独立した会社として「カワサキモータース株式会社」を分社化するというものです。

社内カンパニー制の導入

知る人ぞ知る、三菱重工業は、社内カンパニー制の会社であることをご存じでしょうか。
社内カンパニー制とは、一つの企業の中に、独立採算制の事業部門を作り出し、一つの会社のような働きをする制度のことです。
三菱重工業は、日本の三大重工業に数えられていますが、船舶から鉄道/宇宙事業/ロボットや建設機械など、幅広く事業を展開しています。

こうした、一つ一つの事業は、すべて社内カンパニーであり、2001年に当時の社長であった田崎雅元社長が、このカンパニー制を導入したものです。

社内カンパニー制の弊害

本来、それぞれのカンパニーが競い合い、収益を向上させるものでした。
しかし、その一方で、カンパニー制の弊害がありました。
それは、自分たちのカンパニーさえよければ、他は関係ないという考えが起こりやすいという点です。
カンパニー制の企業は、「事業部あって本社なし」状況になりやすく、自分たちのミスは隠し、良いところだけを見せるといった風潮が強まります。

今回は、二輪車部門の経営悪化と言われています。
しかし過去には、中国に新幹線の技術を盗まれてしまった、航空機事業の巨額赤字、航空宇宙の伸び悩み、原子力関連事業の不振など、数えたらきりがないくらい、赤字の原因が山積しています。

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