三輪電動ビークルJがすごい

2013年の東京モーターショーのカワサキブースに参考出品された三輪電動ビークルJをご存知でしょうか。
前は二輪、後ろは一輪ですが、パッと見はバイクに近い形状をしています。
大容量ニッケル水素バッテリーGIGACELLを川崎重工が開発しており、このような電池制御技術を活用した今後の姿を見せるためのアイテムということで、残念ながら市販化を考えているものではないそうです。

こういう技術を見せるためのモックアップはよくあるのですが、だいたいがとんでもない見た目になっていて、市販されたとしても乗るだろうかと思わされることが多いのですが、この三輪電動ビークルJに関してはデザインも良いです。実際、見た目に関する評判も上々だったようです。
モーターサイクルでここまでワクワクさせてくれるものは最近では珍しかったのではないでしょうか。

自動車の場合には電気駆動のものはそこまで珍しくなくなっていますし、家庭用の車としてもかなり普及はしていると思いますが、このようなモーターサイクルがいつか走ることになるのかもしれないと考えると、バイク好きとしては嬉しい限りです。
そして、何よりもカワサキがまだまだ未来を見据えて発展を遂げようとしていることが嬉しいではありませんか。

市販予定はないので値段などもまったくわからないのですが、今現在販売されているカワサキのバイクなどとほとんど変わらないということであれば、購入を検討してしまうかもしれません。
そのくらいインパクトがあった車体でした。

市販予定はないものの興味はある

会場では映像も流れていたのですが、乗り方や運転方法も基本的にはバイクと同じことを考えているようなので、これに関しては市販の予定がなかったとしても、いつかこういったコンセプトでカワサキがやってくれるんじゃないかと密かな勝手な期待をしてしまっている自分もいるのです。

もちろん今あるバイクに不満があるわけでもないですし、今あるラインナップは好きなのですが、未来を思い描くことも楽しいので、市販するしないにかかわらず、こういった取り組みは今後も頑張ってほしいと思います。
やはり、バイクは夢のある乗り物なので、メーカーには常にチャレンジする姿勢でいてほしいと思うわけです。
チャレンジ精神がなくなってしまって守りにばかり入ってしまったらやはりつまらないものですよね。
今あるモデルに関してもモデルチェンジの際にはチャレンジをしてくれてもいいわけですから、こういうワクワクさせてくれるニュースは今後も聞いていきたいものです。

もしもまだ三輪電動ビークルJを見たことがないというのであれば、インターネット上でも見ることができると思いますので、ぜひとも一度は見てみてください。
きっと驚きますよ。