ZX-12Rのカスタマイズ

バイクレース

現行のモデルでは味わえない資質を伸ばすカスタマイズ

ZX-12Rは商業的に見れば、けして大成功したとは言えないかもしれないモデルです。
しかし、2006年型で生産終了となってからかなり経過した現在でも、熱心なファンが存在しています。
今では古い印象も感じられますが、ZX-12Rはスポーツ性とツアラー的特性の両立を実現させよう、という意気込みを感じます。
最近のカワサキは、フラッグシップであるZX-14RやZZR1400はツアラー的味付けとし、ZX-10Rにスポーツ性を任せているような印象があります。
そんな現行モデルではなかなか味わうことの出来ない資質を伸ばしたい、そんな思いからのカスタマイズの一例です。

アフターマーケットにおいては、12R用のパーツが段々少なくなってきています。
その中でも2000年から2001年生産A型用のパーツに関してはかなり厳しい状況となっていますが、2002年以降のB型用、他機種用パーツの流用でどうにかすることはできます。
実際、今回のカスタマイズでも、ハヤブサ用のフロントフォーク、B型用のリアショックを使用しています。

ZX-12Rのカスタマイズ詳細

ブレンボのフロントブレーキマスターシリンダーに、A1ならではのフルスケール340km/hの速度計、スタンダードと同じサイズのアルミ鍛造ホイールにはゲイルスピードTYPE-Rを使っています。
ZX-12Rの弱点と言われている中の1つ、対向6PキャリパーのタッチがいまいちだったFブレーキに関しては、サンスターのφ320mmレーシングディスクプラスラジアルマウント・ブレンボ4Pキャリパーに交換することで解決しています。
フェンダーの前後はカーボンで、フロントがエーテック、リアインナーがマジカルレーシングです。

EKのゴールドドライブチェーンを採用し、オーリンズ製のショックユニットはフロントにハヤブサ用を、リアにはB型用を使っています。
リアに関しては、スプリングレート変更の検討もしています。
オールチタン製の4-2-1EX、ストライカーのポジション可変式ステップキット、レディーバードのキャリパーサポート、サンスターとブレンボのリアブレーキを採用しました。

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