スーパーバイク選手権2021年シーズンも連覇を狙う

スーパーバイク選手権とは

1988年より、開催されているスーパーバイク選手権は、全米モーターサイクル協会のライダーであったスティーブ・マクラフリン氏による発案で生まれました。
現在、4ストロークマシン全盛期で、車種も豊富なことから、市販車を用いたレースをやったら面白いというものでした。
以来、FIM公認の世界選手権として、1988年より毎年開催されているレースです。

通常のバイクのロードレースなどでは、レース用にマシンを開発していくのが常です。
しかし、スーパーバイク選手権の場合、市販車をベースとした改造車両で行われるもので、時にはMotoGPマシンのラップタイムをも凌駕することがあるといいます。

スーパーバイク選手権の概要

スーパーバイク選手権は、SBKやWSBまたはWSBKとも呼ばれ、モータースポーツ界では、FIM公認の市販車最高峰のロードレースです。
参戦可能なマシンは、市販車ベースであり、なおかつ4ストローク2気筒850cc~1200ccまたは、4気筒750cc~1000ccのエンジンを搭載していることが、義務付けられています。

市販車ベースで改造可能とはいえ、範囲はある程度制限されていますので、市販のマシンが持つ性能が左右されるため、現在高い人気を誇っているレースとなっています。
レースは、ヨーロッパを中心に、世界各国で行われています。
2021年度は、13戦が開催予定で、1戦3レースで争われ、ポイント制による世界チャンピオンが決まります。

カワサキがスーパーバイク選手権に参戦

2010年以降、カワサキがMotoGP不参加の発表を聞いて、肩をガックリと落された方も多かったのではないでしょうか。
しかし、ご安心ください。
活動休止を決めたのはMotoGPだけで、ほかのレースではカワサキバイクの雄姿を見ることができます。
その中でも、市販車で出場するスーパーバイク選手権は、現在大注目のレースの一つなんです。

スーパーバイク選手権が、1988年に開催されて以来、日本のバイクメーカーも参戦しています。
2020年には、選手権も33回となり、日本勢がマニュファクチャラータイトルでの年間チャンピオンを果たしたのは計14回。
そのうち、カワサキの栄冠は何と8回で、2015年よりマニュファクチャラータイトル6連覇を達成、今年度は7連覇がかかったレースとなります。

スーパーバイク選手権に出場する選手と参戦車両

スーパーバイク選手権2021年の見どころは、なんといっても、カワサキレーシングチームによる7連覇の行方です。
これまで、6連覇を果たしてきたのは、すべて「カワサキのNinjaZX」です。
2021年度もNinja ZX-10RRでの参戦予定で、サーキット走行に特化したマシンに仕上がっています。

ライダーは、連覇の立役者であるジョナサン・レイと、2013年のブリティッシュスーパーバイク選手権で、優勝を果たしたアレックス・ロウズの二人がスロットルを握ります。

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