カワサキのエンブレムの由来は船舶マーク
カワサキのエンブレムの由来は喫水線、スラスターといった船舶マークにあるのです。
というのもそもそもバイクを製造するカワサキの発端は「川崎築地造船所」だったからで元々は船を作っていた会社でした。
始まりは1878年スタートの東京の築地の「川崎築地造船所」で創始者は川崎正蔵氏でした。
その後はカワサキ造船所となりましたが、1894年の日清戦争が始まってからは船の修理が中心の会社となりだんだん大きくなっていったのです。
その後川崎は飛行機を作り始めて航空業にも進出し、1922年には自社で飛行機を作ったのです。
そして1939年には社名を川崎重工業」に変えて戦闘機を作るようになりました。
有名な戦闘機「飛燕」は川崎重工業で作られたもので速さを追求した戦闘機として今でもファンが多いです。
戦闘機からバイクに変った
このように戦闘機で有名だったカワサキがバイクを作るようになったきっかけは終戦です。
敗戦国日本では戦闘機は作れなくなりましたが、カワサキには戦闘機のエンジンを作る技術がありましたし技術者もいましたから今度はその実力を当時流行りはじめたオートバイ市場で活かそうとしました。
船や戦闘機、鉄鋼業で培った技術を今度はバイクつくりに活かしたカワサキでした。
そのうちにカワサキ製のバイクはエンジンがすばらしいという評判になったのです。
カワサキ航空機の小型2サイクルエンジンを使用した明石発動機のバイク「メイハツ」も有名でした。
Ninja H2の特徴って何だろう
Ninja H2の特徴はカワサキの得意であるエンジンが1000ccの4気筒エンジンであることや過給機スーパーチャージャーを搭載していること、世界最速を目指したバイクであることです。
このバイクは専門家を唸らせるほどの実力の持ち主で何とも言えないほどのパワーを感じます。
たとえば、時速350kmからうんと溜めて時速400kmになる瞬間にものすごい緊張感を感じさせてくれるバイクで時速が上がる時の加速度が半端でない速さなのです。
やはり世界最速を目指して作られていることが他のバイクとの違いでこんな体験は他のバイクではできません。
Ninja H2はこういったことから考えても特別なバイクで世界に類を見ないといっても良いぐらいです。
Ninja H2はもしかしたら翼をつけたら飛んで行ってしまいそうなスピード感を感じますし、乗っているとその速さでわくわくしてたまらなくなります。
しかし、カワサキは速さのみを追求してNinja H2をつくったのではありません。
未来への可能性に寄与するためにつくったのではないかとも考えられます。
何はともあれ、人それぞれの気持でNinja H2の存在を受け止めてそれを生み出したカワサキのバイクへの思いを感じてみましょう。