Z2・Z1のエンジン部品が再販

エンジンの内部

再版されるエンジン部品について

川崎重工は過去の大型二輪市場でカワサキの地位を不動のものにした歴史的なバイクの部品で今はもう販売していないものを再販するとしました。
この度再版されるエンジン部品は歴史車と言われるZ2とZ1のシリンダーヘッドというエンジン部品です。
シリンダーヘッドは2019年秋よりZ2とZ1の愛好者に向けての販売となりますが、販売されるのは川崎重工の特設サイトでこの秋より受付を開始するようになっています。
シリンダーヘッドを欲しいと思っていた人にとっては朗報ではないでしょうか。

歴史車と言われるZ2とZ1をご紹介

ここで歴史車と言われるZ2とZ1をご紹介しましょう。
Z2は1973年に発売された750RSのことでZ1は1972年に発売された国外に輸出するためのバイクで900super4のことです。
どちらも発売してすぐに大好評となったカワサキの伝説の名車ですから販売台数は素晴らしい限りでした。
Z2は国内で2万以上売れましたし、Z1は世界で10数万台以上売れたのです。

両方のモデルはパワーがものすごいものである上に信頼できる製造の仕方で作られているだけでなく環境に関しても配慮が行き届いています。
こういったところから現在になってもその良さが受け継がれていっているのでしょう。

こう見てみますとこの両モデルは発売から半世紀も経過しているので旧車と呼ばれていますが、今もなおその良さを愛するオーナーさんは多いです。
そういった愛好者のために川崎重工は今回のような措置を取ってシリンダーヘッドの販売に至りました。

注文多数ならば増産も有り得る

今回のシリンダーヘッドの販売は生産数1000個から始めて必要に応じて数を増やという試みです。
何事も最初が肝心なのかもしれません。

そして今回のシリンダーは当時のものとまるで同じというものではなく、当時の図面を基にして新しく図面を起こしたものです。
そのような工夫をしていますので現代の製造技術や製造法の素晴らしさも改めてわかるようになるでしょう。

注意事項もある

再版されるエンジン部品のシリンダーヘッドに関しての注意事項もありますのでご確認ください。
まずは川崎重工業株式会社、カワサキモーターズジャパンやカワサキプラネットワーク、カワサキ正規取扱店でのシリンダーヘッドの組替え作業はできないということがあります。
そのためにご自身での組替の際はマニュアルを確認して対応してほしいということです。
その他に整備業者に依頼となる場合はご自身で信頼のおける業者をさがしてほしいということもあります。

次にシリンダーヘッドが自宅に到着したらすぐに開封して不具合がないかを確認してほしいということがあります。
そして川崎重工で保証するのはシリンダーヘッド単品のみということで他の部品と組み合わせになった場合の保証はしかねるということです。
また、思わぬ天災、組替えの際にケガをしても保証はない事でそれが車両の運転中の事故でも同じことで保証はありません。
また予告なしにこうした内容が変更になる場合もありますのでHPをよくチェックしましょう。

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