Z900RSをベースにしたカスタムZ9RSC
2023年3月24日から26日に、東京ビッグサイトで東京モーターサイクルショーが開催されました。
第50回という節目を迎えたこともあって、国内外の多くのメーカーが多数のモデルを発表しています。
その中でも異彩を放っていたのが、カワサキZ900RSをベースとしてコンプリートカスタムされたZ9RSCです。
これはカワサキの依頼を受けてモトコルセが行ったカスタムの流れで、見た目にまったく新しいZ900RSとして生まれ変わっています。
もともとカワサキは度々モトコルセにカスタムオーダーをしていて、2017年にも同様の形でカスタムバイクを発表しています。
今回のZ9RSCは、多数のパーツがカーボンファイバーを使用している点が特徴的です。
外装パーツを始めとしてエンジンマウントなどがカーボンとなっていて、独特のスポーティーな雰囲気と共に軽量化が図られています。
また、マフラー周りはオールチタン製としていて、その耐久性と耐久性、軽さがマシンパワーのポテンシャルを引き揚げます。
なんとも言えないチタンの質感と輝きが高級感を与えているのも注目されるところです。
さらに、ラジエータープロテクトのスクリーンも存在感があって、アグレッシブな印象を高めています。
ステップなどはアルミの削り出しとなっていて、細かなところまでこだわりが感じられるのもモトコルセならではと言えるでしょう。
そして、DBTパーツならではのデザイン性の良さもマッチして、パワーのあるバイクでありながらもしなやかさを感じさせる全体像を作り出しています。
塗装にもこだわっていて、魅力的なグリーンベースのタンクと輝きを見せるカウルのカラーリングはカスタムならではの素晴らしさを感じられます。
シートにはステッチも施されていて、ディテールにも職人技が光る一台に仕上げられています。
モトコルセとは
このZ9RSCのカスタムを行ったモトコルセとは、1994年に創業したバイクパーツ、バイク輸入代理店です。
特にDUCATIの総代理店として有名で、イタリアバイクのことを知り尽くしたブランドです。
さらに、バイクの本場イタリアで得たノウハウや技術、デザインセンスを生かしたパーツ作りにも定評があります。
バイク本体のカスタムパーツはもちろんのこと、ライダー用の小物やスーツなど幅広い製品のラインナップを持っています。
カワサキからモーターショー用のカスタムを受けるほどの信頼と実力を持っているブランドで、カスタムデザインのお手本とも言える存在ともなっています。
自社パーツであらゆるタイプのカスタムができる対応力があり、見た目だけでなく性能の高さも多くのファンを引き付ける要因と言えるでしょう。