インドネシアで発表された内容とは？

バイクメーカーは次々と、翌年2025年のモデルについて発表を行い始めています。
そのうちの一つにカワサキがインドネシアで行った発表があり、国内ライダーにとっても無視できない内容となっています。
それは、「Z900RS」と「Z900RSカフェ」の2025年モデルが登場するという発表です。

特に注目したいのが、新しいカラーリングが加えられているという点です。
このカラーリングは日本国内でもヨーロッパでも使われていないもので、少なくても現在はインドネシアにおける発表のみとなっています。
発表されたカラーは、金色のストライプが渋いワインレッドのベースの中に描かれてます。
「イノレッド」という名称が付けられていますが、ゼファーシリーズではこのカラーリングは初めてですので、かなり異色な感じがあります。

最も、この配色は2005年に出たゼファー1100からアイディアを引き継いでいる可能性があります。
Z900RSでは少し前のモデルをオマージュしたデザインカラーを採用することが多いので、その流れが今回もあったと思われます。
このイノレッド系の配色は、どことなくレトロな雰囲気を漂わせています。
実際にかつてのZ1シリーズなどでは、これに近いカラーがいくつものモデルで使われてきましたので、その頃を思い出すことができます。

Z900RSカフェについては、ツートーンでのグラデーションカラーとなっています。
カフェモデルということで、ビキニカウルにダウンライトになるハンドルの配置、渋い作りのシートなどが特多様的です。
全体としては落ち着いたデザインで、今までほとんど見たことのないグラデーションというのが注目されるところです。

これまでの流れでいけば日本も展開されるはず

海外のいずれかの国で発表されたデザインは、様子を見て他の国でも展開される流れがカワサキブランドにはあります。
そのため、この度のZ900RS2025年モデルのカラーリングが今後、日本やヨーロッパでも展開される可能性は十分に考えられます。
確かにこのレトロ感のあるデザインは、現在の日本の人気にもマッチするものですので期待大というところでしょう。

ちなみに、2025年モデルのZ900RSは水冷並列4気筒のDOHC4バルブエンジンを搭載しています。
最高出力は109PSで、最大トルクは10.0Kg-mとなっています。
ミッションは6速で17Lの燃料タンク容量、タイヤサイズはフロントリア共に17インチです。
これはあくまでも今回発表されたインドネシア仕様ですが、日本モデルとそう変わらないスペックですので、これをベースにさらにデザインが新しいものとなると考えられるでしょう。