カワサキZ誕生を記念したアイテムについて
カワサキは2022年4月から、「Z 50th Anniversary Item」を販売しています。
これはカワサキプラザネットワークによるもので、往年の名機であり今なお多くのライダーに愛されているZシリーズが誕生してから50周年となったことを記念するグッズです。
いくつもの異なるグッズがラインナップされていて、これから新たなアイテムが投入される予定もあります。
第1弾としては、「Z1デニム」が発表されています。
これは、世界に誇るデニムの聖地である広島の児島で生産される「児島ジーンズ」とコラボしたものです。
形はベーシックスなスタイルでオレンジ耳を採用しており、バックポケットにはZ1がモチーフになったプリントが入っています。
また、九谷焼もZ1柄になって登場しています。
なんとZの50周辺の記念する絵柄が絵付けされていて、和風の落ち着いた雰囲気の陶器の中に華やかな模様が入っています。
こうしたちょっと個性的なアイテムの他に、定番とも言えるグッズも販売されています。
ライダースベルがその一つで、カワサキのシンボルとZ50周年記念ロゴが入ったチャームです。
プレゼントにも良い価格とデザインです。
カワサキZシリーズについて
50周年記念に特別グッズが出るほどの人気と、カワサキの歴史の中で高い重要性を持つカワサキZシリーズは、1972年のZ1によって始まりました。
排気量900ccのDOHCエンジンで、市販車としては世界最速のマシンとなりました。
そのパワーだけでなく足回りの安定感やコントロールのしやすさ、渋いデザインなどが受けて日本のみならず世界中でヒットしました。
このZ1を皮切りに様々なモデルが登場すると共に、この影響を受けた他メーカーの開発によって、日本のバイクが世界一との評判を受けるようになります。
まさに、日本のバイクの歴史に名を残す偉大なシリーズとなったのです。
1973年にはZ2が登場します。
750ccのエンジンでスムーズかつ他を寄せ付けない圧倒的なパワーと操作性は、日本中のライダーを虜にしました。
これらのZ1とZ2はチューニングがしやすい特性も持っていて、市販車クラスのレースでもワークスマシンクラスのレースでも多く採用され、様々なレースでタイトルを獲得しています。
Z2の次には「ザッパー」という愛称で親しまれたZ650が投入されます。
650ccという多少小さめのエンジンでしたが、その軽いボディーと足回りの絶妙なセッティングのおかげで軽やかにコーナリングができる魅力たっぷりのバイクと評価されます。
排気量の大きなバイクを650ccで追い立てるというライダーにはたまらない攻め方ができるマシンで、やはり非常に大きな人気を誇りました。