バイク乗りに知らない人はいない?
ninjaといえば少し年季の入ったバイク乗りなら知らない人はいないでしょう。
カワサキの超有名バイクGPZ900Rです。
初めて発売されたのは1984年になります。
当時は川崎重工業モーターサイクル&エンジンカンパニーが製造・販売していました。
バイクの時代はカフェレーサースタイルからネイキッドへの変遷を経て一大バイクブームが巻き起こっていた時期でもあります。
当時、空冷エンジンの高出力化にともなう大排気量化によって運動性能に支障をきたしていた車両開発の中、水冷エンジンを搭載したGPZ900Rはエンジンの小型化による軽量化や重心の見直しなどにより、当時ではカワサキのスポーツバイクで最高機種であったGPz1100に最高出力は少々足りませんでしたが最高速度・加速・コーナリングなどすべての面で上回る性能を発揮しました。
ninjaの由とは
GPZ900Rはバイク乗り待望の新時代のバイクだったといえます。
GPZ900Rをなぜninjaというのかは簡単な話で、北米仕様の愛称がninjaであったからなのです。
それよりもninjaという名前がどうしてここまで有名になったかということです。
それはGPZ900Rが日本国内では販売されていないからです。
当時の日本の自動二輪業界では750ccを上限とした自主規制を行っていました。
そのためGPZ900Rは日本国内では販売されていません。
国内仕様としてはダウンスケールされたGPZ750が販売されたのです。
しかしこの新時代のバイクのどうしても乗りたい場合、逆輸入という方法があります。
北米から逆輸入されたものを日本国内で登録するのです。
当然その車体にはninjaのステッカーが貼りつけてあります。
これはカワサキファンだけでなくすべてのバイク乗りのあこがれの的でした。
このころからの名残かそれからカワサキの北米仕様は伝統的にninjaと呼ばれるものが多く存在することになります。
初心者や女性でも乗りやすいninja
さらに時代は進んで現在ではninjaという名前はカワサキの高性能バイクに冠される呼称でもあるようです。
若手のバイク乗りの中でのninjaといえばカワサキ・ニンジャ250だそうです。
水冷4ストローク2気筒エンジンを搭載するこの車両は新時代の排気ガス規制に対応しています。
足つき性や小回りも利くそうで、初心者や体格の小さい女性にも安心してスポーツ走行を楽しめる車両となっていますが、ベテランが乗っても、軽量な車体とパワフルなエンジンはさすがカワサキといったところを十分楽しめるバイクに仕上がっています。
おそらくninjaというのは時代を超えたカワサキのフラッグシップの呼称なのかもしれません。