カワサキVERSYS-X 250 TOURERの概要

カワサキ・VERSYSは、カワサキが生産するツアラータイプのマシンのシリーズです。
ツアラーとは、ツーリング向きのバイクの事で、ロードスポーツとは異なる視点で作られています。
これまで、生産されたVERSYSは、生産開始順にVersys 650/Versys 1000/VERSYS-X 250/300となります。
大排気量のVersys 1000は、カワサキのZ 1000やニンジャ 1000をベースとして開発されています。

今回は、2017年より販売開始されたVERSYS-X 250タイプの、新型VERSYS-X 250 TOURERをご紹介していきます。
近年では、国内のバイクの売れ行きが、あまり良くないといいます。
しかし昨年より、小型車の販売台数が伸びており、これからバイクの購入を検討されている方には、おすすめのマシンです。

カワサキ・VERSYS-X 250 TOURERの主なスペック

『VERSYS-X 250 TOURER・2019年モデルスペック』
エンジン形式：水冷4ストローク並列2気筒/DOHC 4バルブ
排気量：248cc
最高出力：24kW(33PS)/11,500rpm
最大トルク：21N・m(2.1kgf・m)/10,000rpm
全長×全幅×全高：2,170mm×940mm×1,390mm
シート高：815mm
車両重量：183kg
燃料タンク容量：17リットル
タイヤサイズ(前)：100/90-19M/C 57S
タイヤサイズ(後)：130/80-17M/C 65S
参考価格：70万4千円
ボディーカラー：パールブリザードホワイト/メタリックマットカーボングレー
参考価格：72万500円
ボディーカラー：フラグメントカモグレー/メタリックフラットロウグレーストーン

VERSYS-X 250 TOURERの特徴

VERSYS-X 250は、タイプの近いほかのメーカーの250ccバイクと比べると、最も高いスペックを持っています。
大型車ならいざしらず、このクラスのバイクには、余裕のあるパワーが欲しいもの。セラを実現してくれているのが、今回のVERSYS-X 250 TOURERなんです。

価格は、少々高く感じますが、装備の充実性を考えれば、さほど高く感じる事はないでしょう。
前のモデルでは、標準装備ではありませんでしたが、今回はパニアケースやエンジンガードなど、アクセサリーも多数標準装備されているからです。
ただ気になるのは、ほかのメーカーのバイクと比べ、全長が少し長めなところです。
安定感がある、といえばそれまでなのですが、気になる方もいらっしゃるかもしれません。

VERSYS-X 250 TOURERの魅力はここ

ほかのメーカーが、兄弟バイクのパーツを転用する中、VERSYS-X 250は新規に開発されました。
ただし、エンジンだけは転用で、先代ニンジャ250からエンジンが転用されています。
とはいえ、ニンジャ250のエンジンといえば、180度クランクの並列2気筒エンジンなんですよね。
ともあれ、大人気のニンジャ250のエンジンであれば間違いなし、と気楽に考えましょう。

実際の走りですが、特に化もなく不可もなく、安定した走行を楽しむことができます。
気になる燃費も、まずまずですので、これからツアー用に、バイク購入を検討されている方なら、かなりおすすめの一台です。