カワサキ Z e-1の特徴
カワサキは、通常のガソリンエンジンバイクの開発を続けると同時に、クリーンエネルギーを使ったバイクの開発も推し進めています。
水素エンジンの開発も先頭に立って行っていますし、電動バイクについてはいくつかのモデルをすでに販売しています。
そのうちの一つが、この「 Z e-1」で、アドベンチャーもしくはクロスオーバースタイルのバイクとして幅広い層から人気を集めているZシリーズに、完全電動バイクを投入しているわけです。
一般住居でも充電できるバッテリーユニットを搭載していて、日常使いを無理なく続けることができます。
定格出力0.98kWのモーターによる最高出力は12PS、最大トルクは40N・mを出すことができます。
電力消費率は時速60km時に54Wh/kmとなっていて、一回のフル充電で走行できる距離は53kmです。
50.4Vのリチウムイオンバッテリーを2つ搭載していて、1つあたりの充電時間は3.7時間となっています。
ガソリンエンジンと比較すると控えめな走行スペックですが、ついにバイクにも完全電動の技術が搭載されるようになったということで、バイク業界でも要注目のマシンです。
Z e-1の魅力とは?
Z e-1は完全電動バイクということで、ガソリンエンジンとは異なるモーターによる走りの魅力を楽しめます。
たとえばガソリンエンジンの場合、ギアシフトの際にある程度のショックやパワーロスを感じることがあります。
しかし、電動ビークルの場合はよりスムーズでシームレスな伸びを楽しめるのが魅力です。
また、発進時の流れるような動きはガソリン車では実現できない感覚で、 Z e-1に乗る意義を味わうことができるでしょう。
Z e-1には2つのパワーモードが設定されています。
ロードモードでは通常の走りを楽しむことができて、エコモードにすると穏やかな走りによって電力消費量を抑えることができます。
走行状況に応じて適宜調整することで、より快適かつ刺激的な走行を体験できるでしょう。
Z e-1を選ぶメリット
Z e-1では便利な機能がいくつも備わっています。
たとえばスマートフォンコネクト機能が搭載されていて、手持ちのスマホと接続することでナビや音楽再生などを行うことができます。
メーターパネルでの確認や、専用ツールを入れることで音声操作などもできるようになり利便性が高いです。
また、リバース機能付きのウォークモードも付けられています。
スペースの問題などで手押しをすることになった時にアシストがなされ、軽くバイクを動かすことができます。
前だけでなく後ろ側にもスムーズに移動できますので、狭い駐車場では効果を発揮してくれるはずです。